近江真綿工房見学
新緑の木々がまぶしい季節になりました。一面、桜色だった木々も久しぶりに見ると
黄緑色のきれいな新芽でとても鮮やかです。季節は確実に夏に向かっています。
今日は東海地方のふとん屋さん仲間と一緒に、米原駅から車で数分足らずの近江真綿工房に
見学に行ってきました。
近江真綿工房は日本に5件しかない手引き真綿でお布団を作る工房の一つですが、
お尋ねすると熟練した工房の人達の角真綿を作っているところを早速見学できました。


この道50年以上のプロフェッショナルの人達です。
次に角真綿を手引きしてお布団に形成する工房の見学です。

僅か1㎏の真綿のお布団を作るには、この手引きの工程を250回ほど繰り返して
やっと一枚のお布団になるので、1日に4枚ほどしか形成できないということです。

この小っちゃい繭玉約1000個を使って、やっと1枚のお布団になるという計算になるそうです。
国産真綿は現在では生産も加工もとても少なく、この先も減少の一途だそうで、今日は日本でも
数少ない工房を見学できました。

時代の流れと言ってしまえばそれでおわりですが、こういった文化も是非語り継いでもらいたいものです。
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